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90.細胞のはたらきがわかる本 [生物]

 ついに師走となりました。まだ僕は走ってませんが。

 16日から走り始めます。つまり冬期講習が始まる。もちろんまだ学校の授業があるので、夜、様々なオプション講座を持つわけですだ。助走ですな。本格的な冬期講習は26日から。

 僕が普段受け持つ生徒は、国立開成コース生が約70名、公立コース生が約40名。冬期講習は国立開成コースだけ、午前お茶の水校舎、午後渋谷校舎と教えてまわる。この間、当然移動があり、昼食タイムが15分しかない。TT

 夏期講習に引き続き“おにぎり×3個”シリーズに突入です。orz

 去年は基礎知識事項をまとめた理科の骨格となる副読本「カルシウム」をつくったので、すでにへとへとでしたが、今年はわりと体力温存中。

 もっとも生徒がなかなか走り始めないので(俺より先に走れ!)、精神力は消耗して、ライフが3つしか残ってませんけど。[黒ハート][黒ハート][黒ハート][失恋][失恋][失恋][失恋][失恋][失恋][失恋]

P1040638.JPG

 去年は「理科の背骨」だったんだけど、mantaさんに教えてもらったMSで探したらこの絵を見つけたので、今年は「理科の骨格」に変え、こんなんなりました。コツコツと読み込んでね。 ←出すかどうかためらった親父ギャグ^^;

 

 今週の本は岩波ジュニア新書から伊藤明夫「細胞のはたらきがわかる本」。本屋でぱらぱらっとページをめくって、高校生向けの図版・数式が少ないことを確認して買ってきた。

 いつもそんな感じで買う。まず“香り”で中学生に読めそうもないものをカットする。あとは実際に読んで「中学生には無理!」と思ったらボツにする。まぁでも岩波ジュニア新書は無条件採用だけどね。無理なものは「無理。」と評価すれば良いだけだから。

 この本はパラパラ見た時には「細胞内器官の説明が多いのかな…高校生じゃないと厳しいか…」と思ったんだけど、何しろ今の中学の教科書では「細胞膜に包まれた細胞質の中に核があります、ちゃんちゃん♪」でほとんど終わってるから、でも読み進めてみるとそうではなく、なかなかおもしろかった。

 まず細胞が生まれ、増え、死ぬ、ということについて、4章をさいて分かりやすく説明してくれる。具体的な例も出ているので、興味を持って読めそう。

 無性生殖では、完全なコピーがつくられ続けていくので、個体は死なない。有性生殖になり、 「別の個体をつくりあげたもとの体はもう生物としての役目をはたし終えたのです。そこで、寿命が与えられ、死がおとずれることになったといわれています。」「死は性と共にやってきた」のですか。

 なるほどね。これは授業のネタに使えそう。^^ もちろん生物的な生・死の話しで、人生の目的はまた別だね。人それぞれだ。

 5章目からは細胞が連携して体を形作っていくこと、維持していくことの説明になる。ここはちょっと難しいけど、中学生にも何とか読めそう。

 なるほど、つまりこの本は細胞を題材に「生命という複雑系」を中高生向けに解析してみせた本ということですな。「細胞内・の・はたらき」なと思って買ったんだけど、まさに「細胞・の・はたらき」がわかる本でした。

 「細胞内・の・」器官については7章、8章にちょっと載ってるだけ。生物の全体像が見えてくると、今度は「細胞内・の・」器官についての詳しい説明が欲しいな、なんて思ってみたりしてます。最初は「それじゃつまんないな…」と思ってたのに。^^;

 

 他のこの手の本同様、DNAの説明は省いてる。そりゃそれだけで1冊になるからね。だからそこんところが中学生には読めない。それとフィードバック機構のところも聞き慣れない物質名を使っての説明なので厳しそう。他は読めるかな。おもしろいよ。テクニカルタームが少ないので、大人も気軽に読めそう。  

 

 自分で撮った細胞の写真は前に使っちゃったので、それに変わるものが何か無いかとNHK教育テレビを探っていたら良いものを見つけた。知る人ぞ知るすばらしい番組「ミクロワールド」と「10minボックス」のアーカイブだ。

ミクロワールド →私を押して。

10minボックス →私を押して。

 「センチュウ罠にかけて食べる菌糸」なんていう驚きの映像が満載。まだ僕も全部は見てないけど、おもしろいよー。

 

◆中学生で読める度:★★★★  どうしてもDNAのところが中学生にはねー
◆内容充実してる度:★★★★★    

細胞のはたらきがわかる本 (岩波ジュニア新書)

細胞のはたらきがわかる本 (岩波ジュニア新書)

 

 

 まだ西高東低の冬型にならないので、小春日和が続いてます。ある日渋谷校舎を出たらセルリアンタワーの向こうに輝く積雲が。

 雲マニアとしては写真を撮っとこうと思い、歩道橋を登って雲がよく見える場所…と思っていたら、ちょうど小型プロペラ機が光る雲の中に入ってきた。

P1040627.JPG

 のどか。冬将軍は寝坊か? そーっとしとこ…


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アヨアン・イゴカー

>知る人ぞ知るすばらしい番組「ミクロワールド」と「10minボックス」のアーカイブだ。
見る時間あるかどうか分かりませんけど、またしてもお気に入りにいれちゃったもんね。いっただきぃ!
by アヨアン・イゴカー (2008-12-04 00:50) 

すうちい

お勧めは、「ミクロワールド→クリップ→線虫補食菌の罠」です。
驚くべき線虫補食菌。
「ミカヅキモの接合」、「ミカヅキモの接合子の発芽」もきっと驚きますよー。
by すうちい (2008-12-04 09:33) 

素風

先生も走る(あれ? お坊さんだったかしら)という年の瀬になっちゃいましたねー。いよいよ受験間近、すうちいさんもご無理なさいませんよう。
中高の授業では生命の複雑系まで踏み込んでいなかったような気がするのですが、こんな楽しげな本があるのですねえ。またほしい本が増えちゃうー。
by 素風 (2008-12-04 22:38) 

すうちい

そんな説がクイズでよく出るような。

どうせだからいろいろ調べてみました。

広辞苑、日本語大辞典には載ってないっすねー。
wikiでみると「師(師には坊さんの意味がある)東奔西走…」ってな感じ。
net語源辞典では「師馳す(民間語源説)」に当て字とあり、「師匠の僧」となってますな。
うちの古語辞典の「師」には坊さんの意味はないですね。
漢和辞典では「師」のへんは「集団」を表し、つくりは「あまねくめぐる」で、「軍隊、またはその指導者」となってます。
なーるへそ!それで軍隊を「師団」と言ったりするのですね。

結局のところはっきりしないみたい。

この本は全体をシステムとしてとらえていて、いわば今風。
中学生読めると思うんですけど、本当は高校生の知識が欲しいところです。
by すうちい (2008-12-05 14:38) 

サプライ

面白そうですね。NHKか放送大学か忘れましたが
今共生しつつある生物とり上げられてました。
画像運も実力のうちです。
by サプライ (2008-12-06 00:07) 

すうちい

“共生しつつある”ですか。へぇー。興味津々。調べてみよう。

じゃあ、実力ちょっと有り、ってことで。^^
by すうちい (2008-12-07 23:22) 

SAKANAKANE

昼食タイム15分は、大変ですね。
単細胞生物から多細胞生物への進化過程に、とても興味が有ります。
そして更に、群体等のシステムについても。
そしてまた、菌類についても、細胞という視点からのアプローチも面白そうですね。
by SAKANAKANE (2008-12-11 23:08) 

すうちい

冬期講習は7日間なのでおにぎり21個ですけど、夏期講習は全部で23日間あるのでおにぎりは全部で69個です。TT
渋谷駅のはおいしいんだけど、さすがに飽きるっす。

生命というミクロコスモス、本当に不思議です。というか感動しますよね。
群体も不思議。カツオノエボシもあれで1匹で良いような。でも群体なんですよねー。
by すうちい (2008-12-11 23:35) 

arinco

 面白そうな本ですね。生と死は同時に始まったはなるほど。と思いました。中高と生物大嫌いで社会人になってから勉強を始めましたが、分かってくるとめちゃくちゃ面白い!学生時代もこの面白さが分かってれば・・・・・

by arinco (2008-12-20 18:21) 

すうちい

こんばんは。
普通に細胞の説明をしている本かな、と思ってほっておいたんですけど、買って読んだらなかなかおもしろい本でした。

今からでも是非生物学好きになってください!
by すうちい (2008-12-20 23:26) 

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